7月に入り、梅雨も真っ只中。九州地区は大雨かつ氾濫が起こり、被害も出ています。被災された方のいち早い回復をお祈りしていると共に、関東もこれから大雨になる可能性もあり、注意していく必要があります。
さて、毎週月曜日は蔵書紹介ということで、今回紹介するのはゆうこす著の『共感SNS』です。
タカラバコのスタッフ共々、SNSの運用はまだ未知数で(というより方向性とリソースの関係で後回しにしています)、目的と得たい結果、そして運用方針などをきっちり定めたいとは思っているものの、重い腰が上がらない。
本来なら、見切り発車的にも始めるべきなのでしょうが、中途半端に知識を有しているため、こだわりが強く、定期的に考えるものの決まらない。
きっと同様な悩みを持っている方、いるのではないでしょうか。
もしくは、運用しているものの効果的に活用できていないなど、課題が多い運用者もいるはずです。
SNSの運用に悩みを持っている方に読んでほしいのが、ゆうこすの『共感SNS』です。
『共感SNS』では、ゆうこす(菅本裕子)さんが実際にやってきたことや意識してきたこと、スタンス、ネットメディアの使い分けなど細かく書かれています。
すべてやろうとすると専任になるため、かなりのリソースが割かれます。しかし、目的と届けたい相手が明確で、どれほどの熱量でやれるのか。特に熱量の高さは重要で、ニッチになればなるほどマニア受けするため、熱量は上がっていくでしょう(本書にかかれている通り)。
セルフブランディンをはじめ、企業や組織のブランディングでも、方向性がガッチリと決まっているなら、ガイドラインを作ってやり始めたほうが良いと思います。確定的でないなら、幅を持たせながら、方向性だけは合わせながら試しに運用してみるのも良いでしょう。
またSNSの運用に留まらず、リアルのセルフブランディングにも役立つことも書かれています。特に先に進んでいる人に覚えられるための部分は、SNSだろうとリアルだろうと同じ人間が扱っているため、変わらずです。
そういった点では、現代を生きる多くの方が読むべき本のひとつかもしれません。