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【蔵書紹介】絵はすぐに上手くならない─デッサン・トレーニングの思考法……成冨ミヲリ著

  • 2020-08-03
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これまでとは、ちょっぴり毛色が違う本を紹介します(今までは、バリバリのビジネス書。実用書といえば一緒ですが……)。

『絵はすぐに上手くならない─デッサン・トレーニングの思考法』です。池袋にある「トライトーン・アートラボ」というプロ向けのデッサン・スクールがあります。その主催者が書いた本。以前、スキルアップ目的で通っていたこともあり、このような本が出ているのを見て、とても嬉しく思います。

手段と目的から来る捉え方がきっちり整理されており、漠然と絵がうまくなりたいと思っている人は、絶対に読んだほうがいい本です。絵を描く力は、仕事でそのまま使わない業種の人も実は習得しておくと便利です。例えば、物事を伝える際に、文章ではなく図やイラストを活用したほうが伝わるケースもありますし、絵が活躍する範囲は幅広く、ある意味どんなシーンでも役立つでしょう。

『絵はすぐに上手くならない─デッサン・トレーニングの思考法』は基礎力をつけたい方はもちろん、第一線で活躍しているプロの方も活きて来る考え方です。さらにいうと、絵という分野で上達法が書かれていますが、別の分野でも同じように解釈することもでき、読者のメインフィールドとしている分野でも同じことがいえます。

なお、直接絵を描く力が要求されないところでも、観察力や情報整理力は養えます。

この本を読むと、絵に関することになりますが、自分の道を考えるきっかけになります。どんな分野でも目的(目指すべき方向性)は大事で、そこに連れて行ってくれるためのツールは別で手に入れる必要があります。それらがわからないままでは、迷走します(笑

迷走するから自身もなくなるし、上達している感じもしないんですよね。
近道は知っておくと、どんな分野でも上手くなりそうですね。もちろんそのための努力は必要です。

自分がこれは上手くなりたい!って分野なら、繰り返しこなして成長しましょう。そのために必要な最短ルートを選びましょ。この本は、絵を上達させるに当たって、ヒントがたくさん描かれているし、何をやったらいいかがわかります!

【裏帯】絵はすぐに上手くならない─デッサン・トレーニングの思考法

久しぶりに絵に関する本を読んだら、描きたくなってきますね!