毎週月曜日は蔵書紹介ということで、様々な本を紹介しています。月曜日には読書会を開催し、そこで読んだ本を紹介することが多いです。
なぜ月曜日に読書会なのかは、休み明けの仕事を行い、陰鬱な気持ちにさせられる月曜日を吹き飛ばすという前提のもと、自己の能力を高めるためには読書が最良の選択のひとつです。自己の力を高め、嫌な仕事をふっとばすという意味もあります。
さて今回紹介する本は、吉井雅之先生著の『最高のビジネスマインドを獲得する習慣形成トレーニング』です。冒頭になにわのメンター流という言葉がついていますが、それは、著者が関西の方、かつ本文が関西弁で書いてあるからだと推測できます。
習慣形成に関する本は多数出ており、習慣化するためのアプローチはゴマンとあります。しかし、中々習慣化されないのは、多くの方が経験してきていることです。
良き習慣は良き人生を作る上でも必要不可欠なことで、どれだけ良き習慣をルーティーン化させることで、成功の階段を登っていくことに繋がります。
習慣化の極意はトリックや近道なんてなく、コツコツと毎日積み上げることです。意識して行い続けることで気がついたら習慣化されるでしょう。そのために必要なのは、継続するためのモチベーションです。
『最高のビジネスマインドを獲得する習慣形成トレーニング』では、トレーニングという名前がついているだけあって、90日レッスンのノートが付属しています。付属と言っても別紙になっているわけでなく、90ページにもわたって方眼紙に、継続する上で奮い立たせる言葉とその日の出来事を書く欄、そしてメモ欄があります。つまり、90日続けることで習慣化されていくことを目的としたワークブックとも言えます。
成功するための習慣は、著者の方が知人の社長の勧めで受けた能力開発(もしくは自己啓発)の研修で語られるような内容が記載されています。感度が高い人は一度は聞いたことあるような内容かもしれません。しかし、理論を知っているだけでは成功しないというのは、多くの方が理解しています。
成功するためには実際のところ8要素あります。それらを漏れなく連動させることで、成功に近づきます。共通して言えることは実践が大事ということです。この本は何かしらで成功するため、実践すべきことを習慣化させてくれる本でもあります。
ノウハウではなく、原理原則が書かれているため、時代が変わったとしても役立ちます。
この不透明な時代に生き抜くために、必要なアビリティと言ってもいいでしょう。
ワークブックと呼ばれるジャンルの本は、いかにそのワークを取り組むかで結果が変わります。本書のワークも自分なりに言葉を組み替えて、作り直しても面白いかもしれません。