自分を奮い立たせる言葉はたくさんありますね。
それらの言葉、いわゆる名言は、その時代を生きてきた方々の実体験から生まれた言葉です。
哲学者や思想家だけでなく、起業家やタレント、歴史上の人物など多くの方が心に響く言葉を生み出し、残しています。
きっと名言が生まれた時は、自分の信念を貫き通したからこそ自然と降りてきたのかもしれません。そう考えると言葉の背景にはたくさんの経験が凝縮されており、その場面を想像することで自己成長にも繋がります。
こういった名言本はたくさんあり、どんな人でも役に立ちます。
今回紹介するのは、本田季伸著『賢者たちに学ぶ 自分を磨く言葉』です。かんき出版より2012年に出版された本で、いくつかのシリーズも出ています。
名言シリーズは、文庫サイズやソフトカバータイプなどをよく見かけます。しかし、『賢者たちに学ぶ 自分を磨く言葉』はハードカバーかつ、46判変形というマニアックなサイズ。『賢者たちに学ぶ 道をひらく言葉』の続編で、次に『賢者たちに学ぶ 自分を超える言葉』という形で出しています。
三部作の真ん中と読んでも過言ではないかもしれません。
名言集というのは本当に面白いと感じています。色褪せることないため、いつの時代に読んでも役に立つ。さらには自分の精神状態が変わっても気付きは得られます。
気持ちが落ち込んでいる時は奮い立たしてくれるし、頭がオーバーヒートしている際は、冷静さを取り戻させてくれる作用があります。名言を生み出してきた方の人生は想像を越え、生きる教本となっているのがとてもありがたい。
さらに、名言だけかいているのではなく、著者が様々な経験から乗り越えてきた言葉であるため、どのような使われ方をされてたか実証済みです。
本嫌いな人でも、名言集は読みやすく、ビジネス書ビギナーでも入ってきやすいのがありがたいこと。ただ、読み取る力は読者に委ねられ、活かすも殺すも、読者のステージによって変わります。
さらに似たような経験をしている方であれば、自分の経験に照らし合わせ多大なる共感が得られる可能性もありますし、自信を補強してくれる要素にもなります。
たくさんのエッセンスが詰まった名言集は定期的に読みたい本の一冊ですね。
もし、今読みたいものがない!とつまらなさそうにしても、気軽に読める一冊を繰り返し、レベルをあげていってください。