本記事は、シャープの電子レンジ「ヘルシオ」を購入した際についてきた『間違っていませんか?「電子レンジ」の使い方 保存版』の要約です。
みんなのタカラバコのにある電子レンジを正しく使ってもらうため、記事に書き起こしました。
紙を貼っていたらボロボロになってきたので、保存したいというのも理由です。
電子レンジは、誤った使い方をすると、事故にも繋がっていくため、正しく使いましょう。
火花が出るため、レンジ加熱時は金属容器を使わない
電子レンジで加熱する際、金属容器を使用すると、火花が散り、庫内に火が見えることもあります。金属製のボウルはもちろん、金箔があしらわれている食器等も同様に火花が散ります。
また、付属のオーブン調理用の角皿、調理網を入れて、レンジ加熱してしまうと、火花が飛び散り、フラットテーブルの破損の可能性があります。
加熱を弱めるため、アルミホイルを使用するケースの場合は、クックブックで解説してある通りに使用してください。
【使用不可な金属容器や付属品の例】
アルミホイル、アルミのお弁当用カップ、金串、金銀メッキの皿やコップ、金属容器など
食材から煙が出たり、発火することもあるため、設定時間は短めに
水分が少ない食材を少量だけレンジ加熱すると、食材の持つ水分が蒸発しカラカラになって、焦げやすくなります。加熱が進むと煙がでて、発火する場合があります。
いも類やにんじん、かぼちゃなど、下茹での代わりに電子レンジを使って加熱するケースもあるでしょう。その際は、大きめの容器に食材が浸るくらいの水を入れ、フタをして加熱してください。
少量の香味野菜(パセリ、青じそ、しょうがなど)を乾燥させる場合も焦げる可能性もあります。加熱時間をより短くして、こまめに状態を確認しながら加熱すると良いでしょう。
【水分の少ない野菜、食品の例】
いも類、ごぼう、にんじん、かぼちゃ、パン、あんぱんなど
こまめに庫内の清掃をし、食品カスからの発火を防ぐ
庫内に食品の一部や煮汁が残る場合があります。これを取り除かずにレンジ加熱を繰り返すと、焦げが進み、最終的には炭化します。炭は燃えやすいため、萌え出す可能性もあります。そのため、庫内の掃除はこまめに行いましょう。
爆発や破裂の危険があるものは加熱禁止(殻や膜のある食品)
レンジ加熱は、加熱するものの内側から温まります。生の卵や銀杏のように殻のある食品を加熱すると、内部の圧力が高まり、爆発する可能性もあります。
ゆで卵も卵黄の膜があるため、爆発します。そのため、ゆで卵が入るようなメニューの加熱は禁止です。例えば、おでんや八宝菜などが、卵が入っていそうなメニューです。もし、これらを加熱する場合、たまごなど、爆発の危険性のある食品は除いてください。なお、レンジで加熱したゆで卵は、一見破裂していなかったとしても、圧が異なるため、箸で指した途端、黄身や白身が飛び散る場合もあります。顔や手に火傷を負う可能性もあるため、非常に危険です。
また、食品の爆発による衝撃で、食器やフラットテーブルがわれることもあります。密封された容器(コンビニなどの冷凍食品)も破裂する可能性があるため、フタを外す、ずらすなどして加熱してください。
【爆発の可能性がある食品の例】
卵(生卵、ゆで卵、目玉焼きなどを含む)たらこ、栗、イカ、ソーセージ、銀杏など
飲み物は突然沸騰するため、加熱しすぎない
飲み物をレンジで加熱すると、容器を取り出す動きで一気に沸騰することがあります(突沸という現象)。また、沸騰直前や直後の液体に、粉末状のお茶やコーヒーを入れた場合も突沸が起こります。そのため、飲み物を加熱するときは、加熱しすぎないように設定時間を短めにしてください。
もし、温め過ぎた場合は、少し時間を置き、少し冷ましてから取り出してください。
食品が焦げる、容器が溶ける可能性もあるため、時間と出力を確認
レンジの設定を間違えると、加熱しすぎてしまうため、食品が焦げるだけでなく、容器が溶けます。レンジ加熱のつもりがオーブンモードだったりすると、加熱時間も長く設定してしまうケースもあり、(40秒のところ、40分など)その結果、食品が焦げる、容器が溶ける危険性もあります。
表示パネルのモードをしっかり確認し、必要な加熱時間でスタートさせましょう。レンジでも、1000ワットなど高出力の場合、プラスティック容器が溶けてしまうことも。出力を上げて短時間で済ませたいという気持ちもわかりますが、正しい出力と、時間で加熱してください。
まとめ
電子レンジは便利なアイテムですが、使い方を誤ると火傷や機器・容器の破損が起こります。正しい使い方で、タカラバコのヘルシオを長く使いましょう。
何か、トラブル等ありましたら、スタッフの方までお声掛けください。